2025年7月、カンボジアとタイの国境地域で紛争が急激に激化し、
十万人を超える方々が避難を強いられる深刻な状況となりました。
12月には死者も報告され、病院や商店が被害を受け、
学校が避難所へと姿を変えるなど、人々の日常は一瞬で奪われました。
そのような混乱の中、古着deワクチンのカンボジア直営センター「仁義」は、
自分たちに今できる支援を最優先すべきだと判断しました。
「支援される側が支援する側にまわる」
私たちが「仁義」設立以来大切にしてきたこの理念を体現するため、
障がいのあるスタッフたちが現地へ緊急支援物資を届けに向かったのです。
避難所となった学校や、生活を失ったご家族へ直接声を伺いながら、
必要なものをその場で届ける活動を続けました。
支援を進める中で、現場が求める物資と、周囲から届く善意とのあいだに
やはり大きな“ズレ”が生まれやすいことも改めて痛感しました。
だからこそ私たちは、現地の声を確かに拾い、
必要な支援を必要なときに届けるための仕組みづくりをさらに強めています。
これは、これまで日本国内の災害支援で培ってきた
JUST IN TIME BEST ACTIONの考え方にも通じるものです。
今回の取り組みは、「仁義」のスタッフ自身が自ら支援者となるという、
長年掲げてきた理念がまた一歩前へ進んだ瞬間でもありました。
皆さまから寄せられたご支援が、
その大きな一歩を後押ししてくださっています。
私たちはこれからも、
現場の声を起点とした
“必要な支援を最適な形で届ける活動”を続け、
カンボジアの仲間たちとともに、支援の新しい循環を育ててまいります。